店舗デザインの流れを知ろう

設計の煮詰め

デザイン事務所との間で何度かヒアリングや打ち合わせが行われて、具体的なデザインや要望が決まりますと、いよいよ設計図の作成に入ることになります。
デザイナーと一緒に実際に設計図を見ることで、改善点が洗い出され、完成予想図を立体的に見ることができるというメリットは大きいと言えるでしょう。

そして、実はこの過程こそ、最もデザイナーの質が試されることになると言っても言い過ぎではないかもしれません。
つまり、顧客側から伝えられた予算内でどこまで質を保つことができるのか、どの部分を削り費用を抑えるのか、妥協点を探りつつなるべく顧客の要望に沿う形で設計図を作成してくるはずです。

逆に、この具体的な設計図を作成する段階で完成した設計図や計画が大味なものに終始している場合、残念ながらそのデザイナーの資質を疑うべきかも知れませんね。

ともかく、この段階ではほとんどデザイナーの頭の中では完成図がイメージされているはずですので、この過程で大幅な変更はくわえられないこともあるかも知れません。

しかし、顧客サイドである我々としては、なるべく理想の設計に近づけることが出来るように「この内装はもう少し安い素材はないのか」「什器を一回り小さくすることはできないか」「外装の質感を変更したい」などのように、理想の実現のために粘りを見せることも、とにかく大切と言えるでしょう。
外装や内装ひとつをとっても、完成した後に不満が残るようではまずいとも言えますね。

これらの作業が終わると、いよいよ施工の段階に移っていくわけですが、ここで注意すべきなのは、デザイナーと施工会社の間での取次(店舗の引き渡し)です。
ここで齟齬があると、完成などに大きく響く可能性があるそうなので、注意深く見守るようにしましょう。